ドイツ製のUSBハードディスク FREECOM HARDDRIVE CLASSIC-2が動かない、データを救い出せ!?
とある個人客にてデータバックアップ用のハードディスクが動かない、その中のデータは大丈夫だろうかとの連絡ありました。
そのオーナーはそろそろ90歳も間近という元気な方であります。パソコンもお友達とのメール交換やワードでいろいろ文章書きに名刺も自分で印刷するとかでもうバリバリですな。
そんな方のお使いのパソコンはまだWindows 8.1のノートパソコンです。そしてデータは外付けハードディスクに入れていたらしいですが、その外付けUSBハードディスクが最近動かなくなったとかであります。
そのドライブとはドイツ製とかのFREECOM というメーカーらしいが製造は台湾とからしいですが、発売はWin7の時代でインターフェースもUSB2.0だしフォーマットはFAT32であります。
↓ FREECOM HARDDRIVE CLASSIC-2 真っ赤なボディがきれいです!!
オーナー曰く、某○○電機でその当時6000円くらいで買いましたとか。まあずいぶんと使ってきたので元はとったかなとのことですが。
接続を確認すると、ACアダプタを繋いでからパソコンにUSBケーブルで接続してもうんともすんとも言いません。ちなみにスイッチどころか動作ランプもないので、真っ赤なボディに耳を近づけてみてもなんの動作音もしていません。
とすると原因がハードディスク本体ではなく基盤かACアダプタあたりじゃなかろうか。
なのでそうなると分解必須なので、お預かりすることになりました。
オーナーから「その中にしか無いデータがあるけど大丈夫でしょうか」と言われたけど、「いやなんともわかりません、とにかく早急に患者の状況は連絡します」と伝えて救急隊は一旦戻ることにしました。
さて、戻ってから電源系の故障らしいのでまずは同じようなACアダプタを探してみます。
もともとの壊れたらしいものは出力12Vの1.5Aなのですが、おなじ差し込みプラグのサイズで12Vで2Aのものがみつかりました。アンペアが多い分にはまあ大丈夫なので、それを差し込むとなんなく起動してパソコンでUSBで認識しました。
その時点でオーナーに連絡して「データは無事です、これから取り出します」と伝えるとご安心した様子です。
データは約7GBくらいで画像系とワードやエクセルファイルなどでした。ですのでDVD2枚にコピーしてオーナーに渡すことにします。
次に手術台の作業デスクに置いて開腹手術を行います。
分解方法はネットにわずかに先輩諸氏のページが有りましたので参考にしましたよ。
でも今回は私も詳しく説明しますね。
まずカバーは上半分がネジではなくつめでハマっているだけなので、隙間から爪をいれてパカパカと外していきます。サイドと後ろ側から外すとすぐ取れましたが、カバーの素材は柔らかいけど爪の弱い方はヘラみたいなもので外すといいです。
↓ これは外したところ、カバーは柔らかいからすぐ取れますが..
↓ これは外したところ、カバーは柔らかいからすぐ取れますが..
カバーが外れて内部が見えたら、次に裏側の真ん中の細長いシールを剥がすとハードディスクを固定してあるネジが見えます。それをプラスドライバで外すとハードディスクが浮き上がるので端子接続基盤の反対側を持ち上げてゆっくりと外します。
↓ 裏側の真ん中のねじを外すとハードディスクが取り出せます。
↓ 裏側の真ん中のねじを外すとハードディスクが取り出せます。
これでハードディスクが取り出せましたので、ケースはそのままUSB2.0ハードケースでつかえるけどそんなスピードではいまさらいらんわね。だいたいACアダプタも探さないとならんしね。
↓ 外したケースのみ、でもこれは廃棄しますが。
↓ 外したケースのみ、でもこれは廃棄しますが。
ということでオーナーに内部のハードディスクは使えるがどうしますかと聞くと、「そちらで使うか処分してください」ということでいただきました。ケースは捨てますが2TBもあるハードディスクはなにかに使いますかね。
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