業務用パソコンが画面が消える、そこでおこなった応急処置とは
今年のはじめ頃にとある業務機器制御用のXPパソコンを中古で入れ替えましたが、このところ突然画面が消えることがあるとかでオーナーよりご連絡いただきました。
さっそく伺って調べると、症状がでるのは朝から使い続けていくと午後にたまに発生するとのこと、そして画面は消えるけどパソコンは止まるわけではなく、電源を切ってしばらくすると普通に立ち上がり画面も出るようになるというもの。
たぶん、ビデオカードが弱っている感じですが、そのXPで使っているビデオカードは中古のAGPタイプなのでこれから探すとしてもやはり中古しかないと思うし、まずはいろいろ対処してみることにします。
まずパソコン本体の置き場所が風通しが悪くやや熱がこもるみたいです。
で内部換気としてはケース前面にはハードディスク用のファンがありますが後ろにはケースファンがなく、そしてビデオカードがファンレスタイプでさわると結構熱くなってます。
そうなるとまずはファンを付けなきゃならないし、もしもパーツとか交換としてもお預かり入院することにします。
その事務所は土日が休みなので2日後の金曜日の夜に再度伺ってパソコン本体を預かってきました。
まずは起動後にしばらく動作状態を確認して、CPU温度や内部の熱さなど確認します。
CPUは478タイプのP-4 2.4GHzで温度はまあ普通くらいの40度前後、チップセットの放熱部分も熱くはありません、しかしビデオカードのヒートシンクは触診するとかなり熱いです。
対処はまずケースの後ろに排気用10cmケースファンを付けます。そしてビデオカードはどうするか、AmazonでAGPタイプを探すとやはり中古が多いが新品もあるけど妙に高いです。そしてパーツメーカーであるかもしれない玄人志向のページを調べるもPCIのビデオカードはあるけどAGPは無いようです。
そこで交換の前にまずは熱いのなら冷やしてみることにします。
ファンレスなのでチップファンをつければいいけど要工作となるし、そういや昔からPCIスロットに挿すタイプのファンがあるのを思い出し、調べると今でも2000円くらいからいろいろありますな。
それはよく見るとスロットカバーにファンを付けただけっぽいし、なんか自分でもできそうなので(なんのこっちゃ)試しに自分で作ってみました。壊れたビデオカードのスロットカバーを外し12cmファンをネジ2本とホットボンドで固定して制作しました。
↓ こんな感じ、ボンド付けは汚いけど結構ガッチリ固定できました!
これをビデオカードの2つ下のPCIスロット部分につけて電源ケーブルをはめてテストしてみます。
スイッチを入れるとファンのサイズが大きいのでビデオカード全体に風が当たります。
ただし回転数が1600rpmタイプなので結構回転音がうるさいです。しかし設置場所は仕事中は機械の動作音がうるさいくらいだし、作業テーブルの下に置くので音はいくらしても大丈夫です。とにかく今回は冷却優先です。
するとビデオカードのヒートシンクにさわってみてもほんのり温かいぐらいになりました。体感で10度はさがったみたいで、かなり効果が出ている様子です。なのでこのままで試してみようと思い月曜の午前中に納品し設置してからしばらく動作を確認します。
すると2時間ほど他のパソコンをメンテしながら様子を見るも画面は消えなくなりました。
そろそろお昼になり、社長からお弁当をいただいて食べたりしてから2時位までは問題なく動作しています。大丈夫そうなので社長に「症状がてたら連絡下さい」と伝えて帰ります。
そしてその日は連絡はなく、2日ほどしてから電話してみると「問題ないようです、画面も消えていません」とのこと。ひとまずあの応急処置でなんとかなったみたいだが、また症状が出るようでしたらファン付きのAGPビデオカードを見つけるしか無いかなぁ...!?
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パソコン訪問修理とパソコン訪問教室講師やってます.. * Takamaru *
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