下町で業務用XP機をメンテ、安心してください、まだまだつかえますよ!?
いつもご依頼いただく某下町のお得意様より、XPのパソコンのメンテナンス依頼であります。
そこはデザイン関係の工房の会社なんですが、使い慣れたソフトと出力機器がXPじゃないと使えないそうなので、いまだ業務専用としてXPパソコンを使っております。もちろんネットにはつないでありません、メールとネットなどはWin7機があるのでそちらで行っています。まあ、最新OSむけ(といってもそのソフトがWin7までの対応だとか)を買えばいいんだけどコストもかかるし、使えるまで使いたいとのことであります。
XP機の状態は特に大きな不具合じゃないらしいのですが、たまにフリーズするらしいです。
前回2年前に私がマザーボード交換を行ったので、そろそろ大事故にならないうちにメンテして様子を見てほしいとのこと。
なお、メンテする時間は業務の終わった時間とのことで夜7時頃からが希望なので、いろいろ道具を持ってその週のうちに伺いました。
まずは6時半ころに伺うと社長さん曰く「まずは夕飯にしましょう!」とのことで近所の定食屋へ行ってがっつりと奢っていただきました。
その後からメンテにかかります。まずはそのデスクトップの本体カバーをはずしてから電源を入れて動作と内部を確認します。
OSの動作は特に問題ないのですが、電源から出る風がやや温かいのとメモリが512MBが4枚なのに認識が1.5GBとなっています。マザーボードは2年前にギリギリXPで使えるものを入れたので問題はなさそうですが、ハードディスクは交換することにします。幸いSATAが使えるので新品の160GBを取り寄せてあるのでそれと入れ替えます。
それ以外は電源とCR-2032のコイン電池も取り替えます。またどうやら爆熱のP-4 3.0GHzで使っているCPUファンがややうなっているのでこれも交換することにします。
まずは、掃除もかねて各パーツを外します。使用環境が作業デスクの下なので結構ホコリがたまっていました。内部が綺麗になったところで新しい電源とCPUファンを取り付けます。
電源は最新のものでもIDEドライブコネクタがあるのでほぼ使えますが、CPUファンはヒートパイプ付の478に取り付け可能な静音タイプのものです。こいつはあまり使ってない在庫していたもので、これだから古いパーツでもなかなか捨てられません。ちなみに買ったのは5年くらい前なのに、調べてみるといまだにAmazonでも売っていました。背も低くメチャ静かなのでまだ爆音P-4なんぞを使っていたらいいかも!?
↓ Scythe SYURIKEN Rev.B という478でも使える薄型静音ファン
つぎに新しいハードディスクへシステムを丸ごと移します。
160GBのSATAハードディスクをつないで例の Acronis True Image というソフトでクローンします。元のほうは80GBのものなのでコーヒーを飲みながら待つと約40分ほどで完了しました。
新しいハードディスクから起動して動作確認します。するとメモリがやはり1.5GBとなっています。ビデオカードもAGPのものが入れてあるので明らかに4本の512MBのどれかがおかしいらしいです。
1本づつ外して入れ替えて検証しようとしたらなぜか1本だけメモリチップが熱いです。こいつがもしかしてフリーズの原因らしいので、持ってきたメモリに交換します。念のためすべてのメモリスロットもやさしく歯ブラシで磨きメモリの端子もふいておきます。その1本だけ交換してから起動してみるとBIOSでもOSも2GBと認識されました。やはりその熱くなっていたものだけおかしくなっていたのか。
念のためメモリチェックソフトで検証してみると問題なしとのこと。
このあとは各ソフトや周辺機器が動くか確認して夜の10時過ぎに終了しました。
終わってから社長さんもいちばん心配なハードディスクを交換したのでまだまだ現役で使えるのでホッとされたようです。
世はWin 10とかで盛り上がってますがまだまだ古いシステムも現役ですね、去年もWindows 98をまだ使っていた事務所での仕事がありましたが、今後も依頼がありそうですね。
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