フロンティアのデスクトップVistaをちょびっと延命整備
いよいよ夏の気候になってきましたね、暑さと湿気でパソコンにはよくない季節であります。やっぱ今年も猛暑なんですかねぇ!?
さて今回は長らく使ってきたVistaパソコンがおかしい、表示できないネットのページがあるのとDVDドライブが読み込みができないとの依頼であります。
さっそく伺って診察します、機種はBTO系のフロンティアのデスクトップタイプです。ヤマダ電機に吸収されてその後はどうなったんだっけ?
↓ FRONTIER FRCX3101 というモデル、たぶん2008年頃の発売か?
さっそく動作確認してみると、VistaはSP-1でインターネットエクスプローラはバージョン7です。これじゃセキュリティによってはページが表示できないものがけっこうあります。
次にDVDドライブはなにかメディアを入れてみると、なかなか内容を読み込みません。
うーんこれはドライブ交換かもしれないし時間がかかりそうなのでお預かり入院することになりました。そしてパーツはCPUがセレロンなので早めのものに変えたらどうでしょうと薦めたのでそちらもご依頼いただきました。
なので持ち帰ってからまずは健康診断です。
スペックはというと、
マザーボード ECS G31T-M
CPU Celeron E1400
メモリDDR2-800 1GB x 2 計2GB
ハードディスク SATA 200GB
DVD-RWドライブ
Vista Home Premium 32ビット
というまあぎりぎりVistaで使えるかな、というものです。
動作はややもたつきが感じられます。
マザボが2007年中頃の発売なのでそのころか2008年頃のモデルですかね。
パーツが似ているのでマウスコンピューターのOEMモデルかもしれません。
まずは内部のお掃除からです、各パーツを外してホコリを払ってからDVDドライブのカバーを取って読み込みの悪いレンズを綿棒に何もつけずにやさしく拭きます。
そしてCPUは手持ちのDual Core E2160へ交換します。CPUヒートシンク裏のガビガビのペーストを塗りなおしファンを装着します。
各パーツも取り付けてからOSを起動し、落ち着いた後におかしなソフトの確認や不用なファイルを掃除してからSP-2をインストールします。
次に「システム詳細設定」でパフォーマンスを軽くし、オーナーより依頼でスタートボタンからの終了を、電源オプションを高パフォーマンスにしてから「詳細な電源設定の変更」→「電源ボタンとカバー」→「電源ボタンの操作」で設定をシャットダウンにします。そうするとWin7と同じようにスタート→終了でスリープではなくシャットダウンできるようになります。
ひととおりアップデートを入れた後、ブラウザにFirefoxを入れます。
お気に入りをIEからインポートし、設定を使いやすく変更します。
そしてIE-7で開かなかったページに行くと無事見れるようになりました。
読み込みの悪かったDVDドライブはソフトと映画のディスクを入れて確認してみると問題なく使えるようになりました。
CPU交換で動作もやや軽くなりメモリが2GBと少ないもののそれほどもたつきはなくなりました。パフォーマンスもCPUが3.3 → 4.9となり、全体も3.8となりました。
あとは動作確認をして2日後にオーナー宅へお届けしました。
オーナーには、「Vistaも先がないからそろそろWin 8あたりへ買い替えを」と伝えましたが、「もう少しこいつを使ってから」ということでした。
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