バッファローLS-250GL外付けネットワークハードディスクからのデータ救出
毎日お暑うございます、梅雨が明けるかどうかというじめじめの湿気がたっぷりの今日この頃であります。
こんな時期にひさびさにアキバへ物探しに出かけ、半日ほど歩いたらもう汗びっしょりでくたくたになりました。アキバでの探し方は数件ほどめぼしをつけて、一度よさげな物の値段を記憶してから他店も回るという、同じようなショップのある界隈を数回うろうろするというめんどくさい歩き方なのでいっそう汗だくになりました!?
さてさて、今回の依頼はバックアップに使っていた外付けのハードディスクが読み込めなくなったのでデータを取り出してほしいとのことです。
さっそく伺って確認すると使っていた物は、バッファローLS-250GLというネットワーク接続のハードディスクです。
↓ 買った当時は結構高かったとか...
買ったのは2007年頃とのことで、つい先日バックアップしようと思ったらアクセスできなくなったそうです。オーナーは個人で自宅でお仕事をしている方で、その中にどっさりと仕事のデータと家族の画像などが入っているそうです。
このモデルは内部の基盤のコンデンサ不良がわりと出ているらしくネットにもチラホラ情報があります。
お預かりして電源を入れてみるとなるほど前面のエラーランプは点かないけれど、ネットワークに出てきません。バッファローの接続設定用ソフトを入れても見つかりませんと出ます。
やはり基盤あたりだろうと推測し分解することにします。電源アダプタ内蔵なので高電圧部分があるので念のため半日ほど放置してから分解することにします。
分解そのものは簡単でねじを数本外すだけです、まずはコンデンサを目視で確認すると、とくにご懐妊されていないようです。
↓ 分解した様子、このへんが原因か?HDはSATAの250GBタイプ
電源ランプは点くのでやはり基盤の故障だろうと思い、ハードディスクを取り出しSATAの接続パーツをつけてUSBで検査用パソコンに接続します。
しかしドライブそのものは認識するもののファイルシステムがUNIX系らしいのでWindowsではファイルが読めません。そこでLinux系のOSで読み込みます。
するとほぼすべてのファイルが確認できました。画像が特に多く他はエクセルやらPDFファイルなどで全部で20GBほどありました。一旦顧客データ用の1TBディスクへコピーしてからオーナーに連絡します。
データは無事ですよと伝えてから出力はどうしますかとたずねると、「新しく外付けハードディスクを買うけどひとまずDVDに入れてほしい」とのこと。
そこで4GBくらいづつに分けてデータをDVDに焼きます。その6枚になったDVDを宅配便で送りました。
壊れたらしいLS-250GLは処分してほしいとのことなので、ハードディスク以外を分解半田ごての好きな同業の修理マニア君に後日差し上げることにします。メールで連絡するともうだめな部分は目星がついているようで、「たぶんあのコンデンサだと思うよ」とのこと。さすがッスね、お好きにどうぞと数日後に会って物を渡しました。
と、すぐ連絡がありだめそうなコンデンサ3本とケース後部の5cm排気ファンを交換したら動いたそうな。ファンはセンサーファンで内部が熱くなると回るタイプなのがまったく動かなかったそうです。
そのへんも原因だったらしいですね。
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