NEC LaVie LL370激遅VISTAノートよみがえれ!
パソコン修理記事です、今回の依頼はどうにもトロいVISTAノートパソコン修理依頼であります。
機種は2007年発売のNEC LaVie LL370/JDで、OSは今は無き!?Windows Vista Home Basic です。
当時は定価15万、実質12万ほど(これでもお買い得ベーシックランクだった!?)の値段の機種で、昨今の激安ノートとは違ってまあそこそこしっかり作られています。
オーナーからの依頼内容は、読み込みできないDVDドライブ修理と激遅の動作をなんとか早くしてくれとのことです。
ご自宅へ伺ってさっそく立ち上げてみると確かに安定するまで10分くらいかかるしまつで、ブラウザなんかは忘れた頃にページが開く有様、こりゃまともに使えないくらい遅いです。
調べてみるとメモリが標準で768MB(512+256 ※なんだこの不ぞろいな容量は?)であきらかに不足しています。
また、ハードディスクのCドライブの空き容量がかなり少なくなっている様子。
そのほかにもセキュリティソフトがダブって入っている様子で荷物満載の軽トラみたいな状態です。
まずはハードのチェックと外科手術(部品交換修理)をすることに。
外付けのDVDドライブをつなげてUbuntuのディスクから起動して付属のメモリソフトでチェック!
するとどらちかのメモリからエラーの嵐が。どうやら256MBのメモリがおかしい様子で、とするとVISTAで512MBで動いていたということ?いくら一番軽いHome Basicでもこりゃ使えんわ!!
メモリはこの際だから最大容量の2GB(1GBx2)へ増量交換します、今回はバルク品は使わず新品のバッファローのBOXタイプを用意。
スリムDVD内蔵ドライブは同じメーカーのLG電子のものを探して入れ替えます。ねじ2本を取れば簡単に交換可能で、さすがNECでメンテしやすくできてます。
続いて今度は内科(システムとソフト設定)の治療です。
まずハードディスクをエラーチェックして、使ってないソフトの削除とダブりのセキュリティソフトをすべて削除します。
さらにデフラグとシステムの詳細設定から重い視覚効果をいつものように4ヶのみに絞ってチェックをいれます。
あとはセキュリティソフトですが、家庭用ということもありひとまずMicrosoft Security Essentialsをインストールし、再度ソフトや設定のチェックと各種ツールバーを削除(グーグルツールバーなどツールバー系が3つも入っていました..)、ここまででようやくサクサクとまでは行かなくてもなんとか快適に動くようになりました。
このマシンのオーナーは主婦の方なんですが、デジカメで撮った画像がピクチャフォルダーとデジカメソフトのフォルダの両方にダブって取り込んであり、Cドライブの容量を圧迫していたので、そのままDドライブへ引っ越してデスクトップにショートカットを作っておきました。
修理完了して届けたところ、えっこんなに早くなったの! とびっくりされた様子。
まあ、軽トラが普通乗用車になったかなくらいだとは思いますが..
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◇ パソコン訪問修理とパソコン訪問教室講師やってます * Takamaru *
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